僕らのはなし。①


帰りながらも、聖奈さんが言ってくれた事とか、結城先輩の事とかいろいろ考えながら歩いていると、前から結城先輩がやってきた。


「先輩。」
「お前、何様のつもりだ?
一体なんの真似?
どうしてあんな事を??
誰が頼んだ?
お前が言ったのはただのおねだりだ。
プライドはないのか??」
先輩は凄い怒ってるようで、怒鳴るようにそう言った。

その言葉でさっきの聖奈さんとのやり取りを見られていた事に気づく。


「プライドがないからしたわけじゃありません。
先輩が辛そうだったから。
悲しくて辛そうだったから…。」
「関係ないだろ!!
お前には関係ない。
余計なお世話だ。
失せろ。」
酷く冷たい目を向けてそう言われた。
今まで向けられた事ない程の冷たい瞳。


胸が痛くて痛くてたまらない。


涙が溢れる前に私は歩き去った。
帰り道、涙がとまらなかった。















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