奥様のお仕事

フワフワのベットが心地よくて……あと少しだけ
あともう少しだけ寝かせて～～～


「あぁ！！！」

飛び起きた月曜の朝


「やばい！！！」


隣の浩一郎を確認したらもういない。


仕事だと言うのに　きっと叱られる。


「七時って・・・・・」


リビングに飛び込んだ


「すみません！！！！」



シーンとした　リビング


頭が真っ白になった。

「え？え？え？どうしよう・・・・・・・
絶対　怒ってるよ・・・・・・」


頭を抱える。


「だけど七時なのにもう行っちゃったとか？」


お米もちゃんと　タイマー通りに炊けてたのに・・・・・


あまりに心地よくて全然タイマーの音にも気づかなかった。


「いいや　もう　行っちゃったんだもん………
もう少し寝て　九時に起きて……」

一日の流れをブツブツ確認しながら　またベットにもぐりこんだ。


「こんなことは誰にでもあるよ」


大きなあくびが出て　また夢の中へ引きずり込まれる。
夢で祖父と一緒にご飯を食べながら　怒られている。


「自分の仕事ちゃんとやれ」
祖父の表情が鬼のようになっていた。