私の執事ちゃん!?執事様!?
実はこの学園、数年前から新たな課程を導入したのである。
それが、
"世界トップレベルの執事の育成"
この学園には入学当初から、
ある規則(ルール)がある。
それは、
"生徒一人一人に
ランクがつけられること"
ランクとは、その生徒の
気品・学力・技力・常識など、
様々なものを総合してつけられるもの。
たまに家柄も関係してくるのだが、
それはほんの一部に過ぎない。
ランクはS、A、BときてFまである。
つまり7段階。
因みにC以降のランクは完全寮制、
S〜Bは自由など、
他にも様々な決まりがある。
ランクが上がれば上がるほど、
待遇も良くなるという仕組みだ。
しかしランクは常に変化して行くもの。
一日でSからFへ下がることも
なくはない。
またランクには人数制限があり、
上へ行けば行くほどその枠は狭くなる。
しかし卒業時のランクというのはこの世界…つまりセレブや政界の間では、かなりの効力を発揮する。
それほどの特典がある、ということだ。
会社ならば契約が増えたり、
選手ならスポンサーが増えるなど、
どの業界へも精通するこの学園は、
誰から見ても魅力溢れる場所だろう。
まぁ話を戻すと、だ。
そこで最近導入された
新たな過程というのが、
"執事のランク付け"
この学園では最近執事の育成を始めた。
まぁ何事も経験ということでこの学園のお嬢様に実際つく、というのが始まり。
この制度を取り入れ始めてから執事の技量は格段に向上。
その為直接課程を作ってしまおう、というのが理事長の考えのようだ。
そして現在この学園では生徒に執事が
必ずついている。
それはお嬢様であっても、
そうでなくてもだ。
いろんな人を経験することによってまた感じることも違うだろうということで理事長が提案したようだ。
まぁ実際嫌がる人もいるようなのだが。
この制度の中で最も特徴的なのが、
"Sランクお嬢様にFランク執事、
Fランクお嬢様にSランク執事がつく"
ということ。
なんでも、良い人につくことでお互い学び高め合う、というここにきてようやく学校らしいことだった。
初めお嬢様の我儘に執事がついていけない執事が力を持て余している、といった批判もあったものの、やはり実績が上がっていることに変わりはなかった。
そこから今のように落ち着いた、
という経緯だ。
つまり、私にも専属執事がつく。
そして不運にも私は学年最下位。
それは…
「満月様、いくら2、3日仕事で寝れなかったといえど、試験中に睡眠とは…」
運転手の光井も呆れ、ものも言えないほどのことだった。
そう、私は試験当日ついうっかり3徹の
ツケが回り居眠りをしてしまったのだ。
まさか3日も徹夜するとは私も思っていなかったのだ。
まぁそれもこれも、ミスをしでかした部下のせいではあるのだが。
…いや、私の教育ミスか。