こころの温度差
とても懐かしいと同時に、
あの時の悔しい気持ちが
まるで昨日の事のように
生き生きと蘇ってきて、
まともに顔を見ることができなかった。

「歌、よかった。」

「・・・。そう?ありがとう。」

修もとまどっているようだ。

気まずい沈黙のあと、
修が、慌てて口を開いた。
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