恋愛の神様
※※※※ side 小鳥 ※※※※
『あんまりやり過ぎても出来ないんですよ?と言うワケで暫く別で寝ましょう。』
一週間程前の深夜の話でございます。
心地よい眠りに浸っていたワタクシは、残業で深夜帰宅なさった零於さんに起こされ、熱い一時を過ごした後で徐にそう宣言致しました。
結婚して二年目に突入し早くも数ヶ月と経つと言うのに、ワタクシ達、客観的に見てもラブラブです。
無論、愛する夫に抱かれるコトはやぶさかではございませんけれど、限度って物があります。
始終イチャイチャ……というか零於さんはワタクシの贅肉を触るのが既に中毒のようで…。
まぁ、それも起きている時なら構いませんが、寝ている時に悪戯するのは反則じゃないでしょうか。
零於さんにその気があろうとなかろうと、触られればその気になってしまいますもの。
昼はクマ部長の無体に振りまわされ、夜は零於さんの飽和気味の愛に翻弄され……流石のワタクシも体力に不安を感じるようになりました。
ここ最近は寝ても覚めても体がダルくてしかたありません。
ヤバイです……このままでは倒れるのも時間の問題です。
そんなワケで少し無情かとも思いましたが零於さんとは現在、寝室さえ別にさせていただきました。
……はぁ。
テーブルに取り残された一人分の料理にラップを掛けながら時計を見て、溜息が落ちました。
寝室を分けてからというもの零於さんが深夜まで残業してくる日が明らかに増えました。
というかほぼ毎日です。
朝のバタバタした雰囲気の中、夜に話せない分の報告や他愛無い会話などは相変わらずで、それはとっても目に見え難い変化なのですが……
最近、二人の間に何とも微妙な溝が出来つつあります。
これは間違いなく、です。