Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪

「大丈夫か?」
「うん」
「やっぱり来たんだ」
「うん」
「仲、良かったもんな」


友達としてにすぎなかったけど。


胸の中で答える。


「椋木、今泉と仲が良かったんだ」
「ああ、っていうか。
 俺、今、学年の同窓委員だから」


罰が悪そうに頭をかく。


「そうなんだ」


話しながらもぼろぼろと涙がこぼれるのに、麗華は必死にハンカチで押さえていた。


制御不能だ。


椋木はそっと寄り添うと、麗華の背中に手をあてた。
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