Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
受け取ったスマホは、麗華と今泉の母が並んで写っており、背後に姉が立ち働いているのが見えた。
「私の家のことを知っていたみたいで、母は料理が出来ないんですって言ったら、妙に納得していた。
お葬式に参列したことも覚えていてくれたみたいで」
「へえ」
「私の事、聞いたことがあったからだって」
怜士は麗華の顔をみつめながら、考え込むような表情になった。
「ああ。
話したことあったかも。
元華族のお姫様なのに、すっげーのがいるって。
高等部ってどんな感じか聞くもんだから、極端な話がいいと思ったんだよね」
「もしもし?」
「母に印象が残っていたっていうことは、やっぱりいい例だったんだ」
くつくつと笑っているのに、麗華は思わず拳を握る。