隣の席のキミへ…
「…あれ?たんぽぽいつからいたんだよ?」
総悟があたしに気付いた。
「あぁ…。うん‥。今さっき来た。写真撮ろうって……。総悟居なかったから呼びに来た…」
箇条書きのように喋ってしまったので、自分でも何を言っているか分からなかった。
「そっか。ごめんな?それじゃあ行くか」
総悟が近付いて来る。
「まって!!」
「え……?」
もう、色んな気持ちが混ざっていた。
「今」言わなきゃいけない……。
それだけが頭の中を駆け巡る。
「…総悟‥聞いて。これから言うことはあたしの全ての気持ち……だから……。全部本当だから…………」
総悟は静かに頷いた。