予想外の恋愛



「…ん……」



そっと唇が離れていって、ふわふわした気持ちのまま朝田さんを見つめる。

目を細めて笑っているその顔に、また胸がきゅんとなる。



「やっと俺のもんになった…」



やっと朝田さんのものになれた。

その事実がたまらなく嬉しくて、顔を見合わせて私も笑った。



「気付いたらもうだいぶ前からお前のこと好きだった。でもお前は俺のこと嫌いそうだったし、何言っても強気に言い返してくるし、そんな関係のままでいいかとも思ってたんだ」

「顔合わせたら言い合いだったからね…」

「だけどだんだん、耐えられなくなってきて…。ほんと生意気な女。俺のこと散々振り回しやがって」

「そ、それは……あっ」



こっちのセリフ、と言おうとしたのにその瞬間、首筋に噛み付かれて言えなかった。



「言っとくけどこの代償はでかいからな。もう俺は何の我慢もしない」

「っ!」



耳から首筋にかけて舌で舐め取られ、次第に鎖骨へと降りてきた。

その舌の感触と、肌に感じる熱い吐息に思わず声を上げそうになり、なんとか堪える。



「や、待って…」

「…なに言ってんのお前。こんな服着てきて、誘ってるようにしか見えないけど。むしろ今までお互いの家に二人きりになって、その度に耐えてた俺の理性に感謝しろ」

「はあ!?そっちこそ何言って…」

「好きな奴が自分の部屋にいるんだ。抱きたいに決まってんだろうが」



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