予想外の恋愛




かあっと顔が赤くなるのがわかった。



「だ、抱きたいって」

「…お前が本気で嫌ならやめるけど」



その言葉とは裏腹に、背中にあるワンピースのファスナーをゆっくりと下ろしていく朝田さん。



「言葉と行動が一致してないけど!?」

「何、嫌なのかよ」



嫌なわけない。
朝田さんに抱かれたい、と思う。

だけどここで素直にそう言うのはあまりにも恥ずかしい。



「…俺はずっとこうしたかった。俺の部屋でお前を押し倒して、俺があげた服を脱がして」

「〜〜〜もうやだこの変態!」

「はっ。なんとでも言え。俺にはもう何も怖いものはない」

「どこのゲームの主人公よ!」

「ただし」



ふいに私の前髪を上げて、おでこに軽くキスをしてきた。

わざとちゅっと音を立てたその動作に、愛しさだとか恥ずかしさだとか色んな感情が込み上げた。



「お前が離れていくことだけは怖い。だからお前が嫌がることはしない」



朝田さんが体を起こして、私を解放した。
温もりを失った私の体はとたんに寂しさに包まれた。



「やっ……!」



自分でも驚いた。
咄嗟に朝田さんの手首を掴んでいたからだ。




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