いつも恋して・・・
♪~♪~

「芦田さんを呼んで=3」


やっとの思いで、出社した廉は必ず連絡を取っているはず・・・・


と芦田を社長室に呼んだ。



トントン゛


「失礼します。」


「座って・・・」


「あの・・・」


智美は廉よりも先に言葉を発した。


「社長・・・・梨佳子の事でしたら、私は何も知らないです。


「・・・・。」


「頼む・・・芦田さん(>人<;)」


「本当に何も知らないんです!!」


「中国には行かない・・・とだけは聞いていましたが・・・。」


「本当に何も?!」


廉の顔は数日で確実にやつれていて、智美にも梨佳子がいない苦痛が伝わるよう・・・


「本当です・・・まだ何処に行ったかも聞いていません(-_-;)」


廉は頭を抱えて、


「もしも、もしも連絡があったら知らせてくれ!!」


「・・・・。」


「社長・・・前にも言いましたが、私からお教えする事は何もないです。」


智美は梨佳子の気持ちが分かっているだけにきっぱりと断った=3


「分かってる・・・分かってる・・・・けど(-_-;)頼む・・・(;_:)」


「社長から離れる為に日本から出たのに、居場所を知ってどうするんですか?!」


「・・・・ただ心配なんだ。」


「連れ戻したり、追いかけたり・・・したい訳ではないんだ。」


「・・・自分のせいでこんな事になって・・・アイツが心配なんだ。」


智美は弱々しく自分にすがるような姿を初めて見た。
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