いつも恋して・・・
梨佳子の実家に約1か月通っていてもいつも門前払い・・・


探させている方には進展なし・・・


梨佳子の実家に通うようになってから心配はあまりなくなったものの、


会いたい気持ちは募るばかりで一向に減らない(+_+:)


『本当にまた会えるんだろうか・・・』


そんな風にまで思ってしまう。


『元気でいてるよな・・・また会えるよな・・・』


仕事の合間には梨佳子を思い、


マンションに帰っては一緒に過ごした時間を思い出す。


今でも横で眠っているような・・・


目が覚めたら全部夢でした・・・なんて事はないだろうか・・・


都合のいいように考えながら、梨佳子の居場所を来る日も来る日も探し続けた。


「梨佳子・・・そろそろ勘弁してくれないか・・・(;_:)」


会わない日が懺悔だったらもう十分痛めつけられただろう・・・


と廉はつぶやいた。


梨佳子の実家に通い始めて2ヶ月経って・・・


「お上がりください・・・」


毎日の門前払いではなく、家に上がるように言われた。


廉は戸惑いながらも、


「失礼しますm(_ _)m」


家に上がったら梨佳子の父親が座っていた。


自分の父親とは違って暑苦しさのない一般的な父親の姿そのものだった。


「お掛けください。」


廉は威圧感のある自分の父親とは全く正反対でありながら、梨佳子の父親というだけで必要以上に緊張した。


「最近毎日の様にうちに来られているとか・・・」


「・・・はいっ申し訳ありませんm(_ _)m」


「梨佳子さんの居場所を教えていただきたくて・・・」
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