《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「一子姉には、苦労しないところに嫁に行ってもらいたいなぁ〜と。その点、あのおにいさんなら」
ーーー三津子ってば、夢みたいなこと言って。あるわけないのに。真田さんと私が?
一子は、苦笑いした。
「そんな夢みたいな話は起こらないから。真田さんには好きな人がいるの」
「一子姉じゃなくて? 他に?」
「他にも何も……真田さんは、初めから私なんて相手にしてないもん」
「え〜そうかな?あのおにいさんは、 一子姉のこと好きなんだって思ってた」
「どっからそんなこと思うのよ」
「女の勘」
「三津子の勘なんてあてになったことある? テストの時のヤマ勘も外れるくせに」
「それとは別ものじゃん」
一子は、寒そうに足踏みし出した三津子をみて、白い息を吐いた。