《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★

ーーーこれは、例の写真週刊誌だ。


「これが、アレの病気となんの関係があるんだ?」

「ちょー鈍感! 末子、なんとかしてよ。このカリスマ」
呆れたような顔を見せる三津子。

「これよ、これ。この写真。なんで外でこれ見よがしに抱く訳? 違うか、キスなんてしてさ〜家でやれっつうの」

雑誌をめくり、秀馬と麻耶がハグして頰にキスしている写真を指さした。



「それは、挨拶だ」



「挨拶? 私らにはしてこないじゃん。今日、外で会ったとき、してきたっけ?」

「する訳がないだろ。彼女は、古い友人だし、フランスに住んでるから」

ーーーなんで、こいつに説明しなきゃならないんだ?


お茶を飲みながら、秀馬は雑誌を閉じた。

「それにしても、アレが眠れなかったし全く食べてないって信じられないな」


「母さんが……夜、家で倒れてた日以来かなぁ〜」
三津子は、みかんの白いスジを長い爪を使って丁寧に剥いていた。
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