《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★

ーーー遠い人。別世界の人。そう感じてるのか……。


「ありがとうございます。触らせてもらって……元気が出ました」


「俺に触って元気が出るなら、もっと触れば?」

「もう十分です」

「もう十分? 本当か?」
秀馬は一子の顔に自分の顔を近づけた。



「痛い………」

秀馬が不安気に見上げてくる一子の両腕を知らぬ間に強く掴んでいたようだ。

「すまない。……あの写真に映ってる女性なんだが」「大丈夫ですから」
写真に映っている自分と麻耶の誤解を解こうとした秀馬の言葉は一子に遮られていた。


「私に説明しなくても大丈夫ですから」

「な……」

ーーーそれは、どういう事なんだ? 俺のことを知る必要は無い。そういうことか……。
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