《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★

試着した姿を一番に見せるなんて、恥ずかしかったのだ。

「あの、もう大丈夫ですから」

一子の言葉に少し秀馬が複雑な表情を見せた。少し切ないような笑い顔だ。

「あんたは、いつも大丈夫なんだな」


「え?」

「いや……わからないならいいんだ。試着姿見てから帰る」


「でも……」


「あんたの妹に約束したから、ちゃんと決まるまで見届ける」


「はあ……」

ーーー見届けるの? 恥ずかしいのに。私、男の人にこんな風に買い物付き合ってもらったの初めてだ。



一子は試着室に入り、ドアを閉めてから盛大なため息をついた。




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