《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「あんたが心配することじゃない。それと、スヌードは大した値段でもないし、友達同士でもプレゼントを交換するだろ? そういうノリでのプレゼントだと……そんな風に解釈してくれ」
紙袋を畳んで、さっさと歩き始める秀馬の後を追う一子。
「私と真田さんって友達ですか?」
「……嫌なのか?」
「いえ、光栄です。ありがとうございます」
ーーー友達同士のプレゼント交換か。私、真田さんにプレゼントなんか用意してない。どうしよう。
「言っておくが、俺にはプレゼントとかいらないから」
先回りして言われると、本当は欲しいのにいらないとわざと言う漫才かコントのフリみたいに感じてしまう一子。
ーーー本当は、プレゼント欲しいのかも。どうしよう。
「あんた、一旦家に帰るのか?」
振り向くなり話題を変えてきた秀馬。
「あ、どうしましょう……えっと、真田さんは?」
「俺は……」秀馬は、腕時計で時間を確かめている。