《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「さ、真田さんだって……か、彼女とパーティーに出席するんですよね? 」
明らかに動揺していた。
絡め取られた指先に秀馬の熱を感じる。
「彼女? そんなのここんところ、いないけどな」
絡めた指先を観察するみたいに見つめている。
「え、あの雑誌に載ってた人は?」
「麻耶は友達。親友の彼女でもあるな」
ーーー彼女じゃない? でも、約束したもの。パーティーには同伴者が必要なはず。歩さんが出席出来なくなっちゃう。
「パーティーには同伴者がいないと出席出来ないんですよね?」
笑い出しそうな顔で焦りまくる一子を眺めている秀馬。
「歩が言ってたのか? そんな決まりを作った覚えは無いが」
「そうなんですか、でも、真田さんは好きな人を誘うはずだって歩さんが……」
ーーー歩さんの話ではデートに誘いたいくらい好きな人がいるはず。
「また、歩か。あいつは口が達者だからな。好きな人? それなら……今誘ってるけど」
ブロンズ色の瞳が一子をじいっと見上げて、一子の指を握る手に力を加えてきた。