《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
ーーー真田さん、ひどい! セフレ? なってやろうか? 冗談じゃない。そんなこと言われると思わなかった。
なんとか大きな通りに出た一子は、標識を、頼りに家の方向に見当をつけた。
ーーーなんだかんだ言っても、居眠りする私にコートをかけてくれたり、送ってくれたりするから優しい人だって思ってた。
腕も貸してくれて……嬉しかったのに。
一子は、家に電話しようとして息をのんだ。
ーーーどうしよう。バッグ……。どうしたんだっけ? 確か……
立ち止まり、思い返してみた一子は
「あ〜〜」と声を上げていた。
ーーー真田さんに投げつけたんだっけ。
どうしよう。あの場所って、どこだろ?
元来た道を早足で戻り始める一子。
ーーーあ〜〜バカバカ! なんでバッグを投げたんだろ。まったく自分が嫌になる。