《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
大きな通りから小道に入ろうとした一子の目の前に秀馬が現れていた。
「……おい、バッグ忘れてる」
突き出されたバッグを受け取り一子は、複雑ながらも頭を下げる。
「ありがとうございます。助かりました。じゃあ」
秀馬の横をバッグを握りしめて通り過ぎる一子。
「あんた、なんか怒ってるだろ」
背中に話しかけられて、立ち止まった一子。
「私だって怒ります。せ、セフレだなんて……」
ーーーいまだに……そういう行為自体したこともないのに……いきなり、セフレになんかなれる訳ない。
後ろを向いたまま、固まる一子に秀馬が近づいてきた。
「俺もそんな気ない」
「え、じゃあ、なってやろうかってのは何ですか?」
「俺も戸惑ってる。そんなこと言うつもりなかったのに……あんたを見てたら……つい、言いたくなった」
目の前に来た秀馬は、一子の両肩に手を置いた。