《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
じっと、一子の瞳を見つめながら秀馬は呟くみたいに言った。
「自分でも、良くわからない。口走ってたんだ。なってやろうかって」
「……」
秀馬の言いたいことが分からず、一子は戸惑ってバッグを握りしめ秀馬を見上げた。
「あんたの……
彼氏になってやろうか?」
イケメンカリスマ美容師の上から目線の告白めいた言葉に、ただ驚いていた。
「な、何ですか、それ」
「俺にもわからない」
「え?」
告白めいたことを言い出した秀馬にわからない事が、突然聞かされた方の一子にわかるはずも無かった。
しばしの沈黙があり、その間秀馬と一子は見つめ合って立っていた。
念力でお互いの心を読み取ろうとするみたいに、お互いを見ていた。
「……あの」
言葉を発したのは、一子の方が先だった。