少しずつ、見えるミライ
思ってもみなかった話に、感情が付いて行けない。

いろんな思いが押し寄せて来て、混ざり合って、頭がパンクしそうだ。

あの時、修ちゃんはそんなことを考えていたなんて。

後悔しても仕方ないけど、もっとちゃんと話を聞いてあげれば良かった.......



「でもね、今の話は本題じゃないんだ。」

「.....え?」

「離婚してから、ずっと思ってたのに、どう伝えたらいいのかわからないし、なかなか勇気も出ないし、どうしようか迷ってたんだけど.....今のことがハッキリわかって、やっと言ってもいいかなって自信が持てたんだ。」

「.......。」



修ちゃんは、深呼吸をしてから、私の手を取り、両手でそれを包み込んだ。

ドキドキしながらそれを見ていたら、今度は私としっかりと目を合わせ、柔らかく微笑んだ。

見覚えのある笑顔に、心が揺れる。

幸せだったあの頃、毎日、私はこの笑顔に守られてるって思ってたから.......



「後悔してるんだ、離婚に応じたこと。あの時、別れたくないって、ちゃんと言えば良かった。カッコ悪くても、みっともなくても、離れたくないって言わなくちゃいけなかったんだって。」

「.......。」

「俺たち、やり直せないかな。」

「.......。」

「未帆にもう一度、俺の奥さんになってほしい。」

「.......。」
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