少しずつ、見えるミライ
これは、プロポーズなの?

こんなことが、私なんかに起こるものなのかな?

修ちゃんの口からこんな言葉が出て来るなんて、夢を見ているみたいだ。



今まで私が、修ちゃんのことを誤解していたのもよくわかった。

あの時、起こった悲劇は、すべてお互いの言葉が足りなかったからなんだ。



だったら、修ちゃんの思いやりに気付いてあげられなかった私も悪い。

勝手に悩んで、被害者ぶるだけで、修ちゃんの苦しみをわかってあげようともしなかったんだから。



なのに、修ちゃんは私を忘れないでいてくれた。

恋や思い出から逃げることばかり考えていた私と違って、二年もの間、ずっと思い続けていてくれた。



こんなに嬉しいことって、あるのかな。

胸がいっぱいで全然言葉は出てこないのに、涙がどんどん溢れ出て来る。



「俺にとって、未帆は理想の奥さんだったよ。一生懸命、尽くしてくれて、いつもニコニコしてて、優しくて。だから、もう一度、あの頃に戻りたいって、ずっと思ってた。」

「.......。」

「あ、何か、ごめん。二年も会ってなかったのに、いきなりこんなこと言われても困るよね。携帯の番号もメアドも変わってたから、すぐ連絡できなくて、でも、直接会いに行く勇気がなかなか出せなくて......。」

「........。」
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