キラキラ〜不良な君に恋してる〜
「…あんたがここまでバカだと思わなかった」
「…ごめん」
「謝る相手が違うでしょう」
「わかってる…」
ゆっくりと覚醒していく意識。
誰かの、話し声が聞こえる。
「ほんとは…無視するつもりだった…でも、千世子に触れられたのを見て…カッとなって…」
「それがバカだって言ってんのよ。あんたね、彼女が大事なら最後までシカトするくらいの意地見せなさいよ!結果、彼女にケガさせて…!」
この声は、葵くんと…誰だろう。
聞き覚えがある声…。
「あ、早瀬さん!気が付いた?」
「…あ…先生…?」
私を覗き込んだのは、保健室の北川先生。
どうして、先生が…?
「ここ…」
「ここは、私の家よ」
「先生の…?」
どうして、私先生の家で寝ているんだろう。