しろっぷ
 過去の経験からそう判断したゆかりだったが、電話を切ることはしなかった。
 何故ならかつて同じようなことが度々あり、最初は夜まで付き合ったが、それが何回も続くと嫌になり放置。
 結果、真紀がゆかりのマンションまで押しかけられたこともあり、余計苦労した過去があった。
「・・・真紀、今マンション?今から行くから」
『・・・・・お酒』
「はいはいわかりました」
 電話を切るのと同時にため息。
 そして、一度『美里本舗』に入ると正志と優香里は楽しそうに会話をしていた。
「お帰りなさい先輩」
「正志、悪いんだけど後をよろしく」
「え?橘さん帰られるんですか?」
 楽しそうな笑顔を見せていた優香里は、驚いた顔に。
「優香里さん、本当にごめんなさい」
「ゆかり姉帰らないでよ」
「つーちゃんもごめんね」
「ゆかり姉とも一緒にいたい!!」
「ツーちゃん!橘さんが困らせたらダメ!」
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