しろっぷ
 などと不満を口から漏らしてかけていた時、司は第一投へ。
 パカァーン!!!
 いきなりストライクが決まり、司は満足したのか、思いっきりガッツポーズをした。
「凄い〜、つーちゃん」
「へへ。次、ゆかり姉ね」
 そう言いながら司はゆかりの手にタッチをし、ゆかりは球があるところで自分の球を手に掛けた。

 ここは下手にストライクを取らない方がいいのか?
 つーちゃんって負けず嫌いかもしれないし。

 ゆかりは学生の頃からボーリングをよくしていて、アベレージは240を取るほどの腕前。
 司のフォームなどを見て、ゆかりは無意識勝てると確信していた。
「じゃあ・・・いくね」
 ゆかりは司に勝たせようといつもやるような豪快なフォームをやめ、軽い感じのフォームで球を投げた。
 パカァーン!!!
 しかし、ピンは危なげなく倒れてストライクを取ってしまい、ゆかりはアッとした顔に。
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