しろっぷ
 また、ゆかりが一方的に勝ちすぎたこともあり、結局彼氏とケンカ別れしたことがあった。
 ゆかりは右手にダーツを1本持ち、神経を右手に集中させた。
 トゥ、トゥ、トゥ。
 20のトリプルとシングルに1本、1のシングルに1本刺さり、残り420点。
「さすが〜。これならいい勝負になるね」
「そ、そう?」
 ゆかりは矢を抜き、それを司に渡した。
 そして司の番。
 20のダブルとシングルに1本、1のトリプルに1本が刺さり残り343点。
 一方、ゆかりは20のダブルに2本、5のシングルに1本が刺さり326点。
 それからゲームは進み、互いに一歩も引かず、6ゲームが終わった時点で司は62点、ゆかりは66点。
「次でどちらかに決まりそうだね」
「そ、そうだねつーちゃん」

 どうしようかな・・・。
 勝利を取るかつーちゃんの好感度を取るか。
 いやいや、どう考えても好感度が優先でしょう!!
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