しろっぷ
 全部あなたのせいで苦労しているんだけど!!!
 あ〜あもう、全部話して楽になりたい〜。

 今にもそう不満をぶつけそうになっていたゆかり。
 しかし、それをしたところで楽になることはなく、むしろ逆に大変な目に会うことが目に見えている。

 誰か助けてくれないかな〜。

 ゆかりは周りの同僚や後輩に助けてほしいとアイコンタクトを送った。
 けど、真紀の面倒くささは周囲にとっくに認知されているためか、誰も知らないフリ。
 と、奥の方から何も知らない一人の男性がゆかりたちに向かって歩いて来た。
 が、ゆかりのその男性を見た途端、思わず顔が引きづった。
「あ、正志君おはようーー!!」
 何かに気を取られていた正志はゆかりと真紀の方を向き、ゆかりの存在に気づいた途端、こちらもゆかりと同じように顔に。
 実はゆかりと正志はあの件以降、仕事と挨拶以外の会話を交わしておらず、仲直りしていない。
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