しろっぷ
 突然社長室のドアが開かれ、一人の男性がゆかりや貴人に挨拶をすることもなく入室。
「お、お母様〜!」

 ゲッ、武彦じゃん!!!
 何でこいつがここにいるの?

 いきなり現れた武彦に驚愕したゆかり。
 武彦はどうやら慌てた様子で、入って早々恭子にすがり出した。
「お願いします。2000、いや1000万円でもいいから僕の会社に追加の融資してくださいよ〜」
「お母様って呼ばないように言ったでしょう?それにお客様の前よ?わきまえなさい」
「そんなやつ、さっさと帰しちゃ・・・あっ!!」
 武彦はゆかりの姿を見た途端、いきなり指を指し、ゆかりはそれに動揺を見せた。
「何だ君は突然?」
 貴人は武彦のあまりに失礼な態度にイライラが募っていた。
「何だお前?何様?」
「な、何様?」
 武彦の横柄な態度に貴人は今にもキレそうになっていて、横にいたゆかりがそれを抑えるのに必死。
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