しろっぷ
 それどころか指で口を開き、音楽を聴くかのように、ゆかりの恥ずかしがる顔とともに声を楽しんだ。
「・・・・・」
「やめてほしい?」
「・・・う、ううん」
「悪いやつ〜♪」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 貴人に終始リードされっぱなしで考えるより先に身体が反応。
 ゆかりが唯一出来ることと言えば、これをやめさせることだったが、ゆかりの身体はそれを取らず、全てを貴人に委ねる方を選んだ。
 と、急に貴人の動きが止めた。
「・・・た、貴人?」
「・・・・・」
「どうしたの?」
 何やらニヤニヤしながら貴人はゆかりの顔を見ており、ゆかりはキョトンとした顔に。
「昼間はあんな顔だったのに、今は可愛い顔だなって」
「も、もう変なこと言わないでよ」
「怒るなって〜♪ご褒美あげるから」
「もう〜」
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