偽りの小悪魔ガール
「友里ちゃーん!」
声のする先を見れば
「あら直くん」
司の唯一心を許しているらしい友達の
直くんと、顔色一つ変えない司。
「友里ちゃんに名前覚えてもらえるとか全生徒の夢を俺は今!叶えたんだ!」
本当に司、気合うの?
ってくらい明るくてテンションの高い直くんだけど
優しくて何かと協力してくれるし、信頼できる。
そのうえサッカー部エースらしいし
かなり顔面偏差値は高め。
司と直くんが2人でいるとかなり目立つみたい。
「ん、キミは?」
「あっゆ、友里の親友の美姫です!」
....やっぱりイケメンには目がない美姫。
直くんが優しくよろしく!と微笑んだだけで嬉しそうにした。
4人で談笑していると
自然と周りに人が集まってくる。
けどもちろん話に入るわけではなく、見ているだけ。
「友里ちゃーん、美姫こっち!」
「あ、もうバス乗るみたい」
「そっかー!2人ともまた!」
最後にちらっと司と目を合わせると
悪そうに微笑んだ。