偽りの小悪魔ガール


「友里ちゃーん!」

声のする先を見れば

「あら直くん」


司の唯一心を許しているらしい友達の

直くんと、顔色一つ変えない司。


「友里ちゃんに名前覚えてもらえるとか全生徒の夢を俺は今!叶えたんだ!」


本当に司、気合うの?

ってくらい明るくてテンションの高い直くんだけど

優しくて何かと協力してくれるし、信頼できる。


そのうえサッカー部エースらしいし

かなり顔面偏差値は高め。

司と直くんが2人でいるとかなり目立つみたい。


「ん、キミは?」

「あっゆ、友里の親友の美姫です!」

....やっぱりイケメンには目がない美姫。


直くんが優しくよろしく!と微笑んだだけで嬉しそうにした。






4人で談笑していると

自然と周りに人が集まってくる。

けどもちろん話に入るわけではなく、見ているだけ。

「友里ちゃーん、美姫こっち!」


「あ、もうバス乗るみたい」

「そっかー!2人ともまた!」


最後にちらっと司と目を合わせると

悪そうに微笑んだ。



< 52 / 56 >

この作品をシェア

pagetop