偽りの小悪魔ガール
合宿する旅館に着いてすぐ
荷物だけ部屋に置くと
集会場に集まった。
俺らの学校のほかにもう1校も合宿をするらしく
2校で貸切状態の館内。
「これから2教科の問題集を配る。終わった者から前の採点部まできて全問正解したら夕飯まで自由時間だ_________それでは開始」
....なんだ、この量。
けど幸いなことに得意な英語と数学だ。
それから数十分して
学年全員がペンを走らせる音で響くホール内に
イスを引く音が響いた。
それはまさかの友里で、
全員の唖然とした注目を浴びながら採点部に向かった。
...なんだよ、コイツまじで頭いいのか。
負けてらんねぇ...
俺は無我夢中に解き、まだ友里が採点してもらっているうちに
終わらせて冷静に席を立った。
「司...あなたも頭いいのね」
小声で横に並んだ俺に笑いかける友里は
余裕な様子で次々と丸がつくプリントを見下ろしていた。
「お前もな...」
しばらくすると続々と生徒が立ち上がってきて
混み合う中、学年トップで抜け出した友里は
「じゃあ、また」
俺の肩をぽんっと叩くとホールをあとにした。
くそ...
女に負けるとか、しかも好きな女に...
「はい、合格ね!自由時間よ」
「ありがとうございます」
俺も5分遅れで合格。
てか、あいつ何処いったんだよ...
俺も足早にその場を後にした。