偽りの小悪魔ガール
♪友里side♪
「いた....」
誰もいない静かな縁側でくつろいでいると
見慣れた声が聞こえた。
「司...お疲れ」
「あぁ、お疲れ」
当たり前のように隣に座ると
まだ静かな縁側には綺麗な小川の音と
夏らしいぬるい風の音だけが響く。
「なぁ」
「なによ」
「そろそろ終わりに....しねぇ?」
「...なんのこと?」
へんな胸騒ぎがした。
司をみても遠くを見つめたまま
何かを言い出せずに眉間にしわを寄せている。
「俺らのこの関係」
「...え?」
なに...どういうこと?
俺らのこの関係って、
『かりそめ』の関係ってことよね?
「もう終わりにしたいんだ」
「....バカ」
早まったあたしは
司のその先を聞きもせずに
その場から走り出していた。
