君愛。
目が覚めると昨日と同様、雄大の所へ向かった。



雄大の病室に入ると、苦しそうに眠っている雄大の姿があった。
私は何もしてやれない、そばに居ることしかできない。



「私が変わってあげたいよ......」


雄大の笑顔を最近見ていない様な気がした。
あの、幸せそうな顔で笑う雄大が見たい。


「由美。」


小さく聞こえた声に、雄大の方に急いで振り向く。


「雄大?おはよう。」


雄大に小さく微笑みかけると、僅かに笑う雄大。


「悪い。迷惑ばっかかけてるよな。」



「そんなことないよ?大丈夫だから。」



心配そうな雄大を、安心させるかのように優しく言うと彼をそっと抱き締めた。
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