君愛。
「あ、雄大の所お見舞い行かなきゃ。」


立ち上がろうとする私を、またベッドに押し戻したのは圭太さんだった。


「ちょ、何ですか。」


ベッドから、圭太さんを見上げながら言うと圭太さんは私をベッドに押し倒したまま、こう言った。


「俺にしなよ。あんな、族辞める様なヤツ何かより俺の方が良いに決まってる。」



え?


「族を、辞めた?」

私は、圭太さんの言葉に耳を疑った。
あんなに嬉しそうだった暴走族をいきなり辞めるなんて、何か理由があるはず。


「そう。だから俺にしなよ、由美ちゃん。」


「嫌ですっ、私は雄大と一緒に居るって決めてるんです!」
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