君愛。
2人してぼーっとしていると、気付けば私の意識は眠気によって飛んでいたみたいだった。


どのくらい寝ていたんだろう。
私はゆっくりと重い瞼を開いた。


「あれ、..寝てたや。」



ぐ、と伸びをしつつ雄大の方を見る。
すると、雄大はまだ寝ていた。


「雄大も寝てたんだ。」


幸せそうに眠る雄大を起こすのも可哀想だ、と思い、私は雄大の寝顔を眺めた。



先程までの雄大といい、幸せそうな寝顔といい、病気なのを感じさせない。


治る。


そう感じさせられた。

このままここにいても、雄大は起きそうにないと考えて、私は売店に飴を買いに行こうと松葉杖で病室を後にした。
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