毒舌紳士に攻略されて
それなのに、なんだ?これ。
あれだけ自信満々だったくせに不合格とか。
途方に暮れるように空を見上げたまま、早く学校や両親に不合格であったことを伝えなくてはいけないと分かっているのに、それができない。
なんて言えばいいのか分からないし、それに、伝えた後の反応を見るのがすっげ嫌だ。
みんな揃って微妙な顔をするのは目に見えている。
「だっさ……」
あまりに自分が情けなくて笑えてしまう。
自信満々だった自分自身が、今は恥ずかしく思う。今までなにもかもうまくいっていた。挫折なんて経験したことなかった。
だから悔しくて泣く奴の気持ちなんて分からなかったけれど、今なら分かる。
「あー!!すっげ悔しい!」
この春からはこの高校に通う気でいたのに。
いつの間にか空が霞んで見えている。
その理由は分かっている。泣いているからだ。
初めてだ。こんなに悔しいって思ったのは。
誰もいない中庭に自分の泣き声だけが小さく響く。
同じ中学からここを受験したのは、俺だけでよかった。
誰かと一緒だったら、こんなにみっともない姿を見られていたかもしれないのだから。
あれだけ自信満々だったくせに不合格とか。
途方に暮れるように空を見上げたまま、早く学校や両親に不合格であったことを伝えなくてはいけないと分かっているのに、それができない。
なんて言えばいいのか分からないし、それに、伝えた後の反応を見るのがすっげ嫌だ。
みんな揃って微妙な顔をするのは目に見えている。
「だっさ……」
あまりに自分が情けなくて笑えてしまう。
自信満々だった自分自身が、今は恥ずかしく思う。今までなにもかもうまくいっていた。挫折なんて経験したことなかった。
だから悔しくて泣く奴の気持ちなんて分からなかったけれど、今なら分かる。
「あー!!すっげ悔しい!」
この春からはこの高校に通う気でいたのに。
いつの間にか空が霞んで見えている。
その理由は分かっている。泣いているからだ。
初めてだ。こんなに悔しいって思ったのは。
誰もいない中庭に自分の泣き声だけが小さく響く。
同じ中学からここを受験したのは、俺だけでよかった。
誰かと一緒だったら、こんなにみっともない姿を見られていたかもしれないのだから。