毒舌紳士に攻略されて
私はというと、毎回琴美は帰ってしまうし、何よりかなりの確率で坂井君は二次会まで参加しているから、必然的に行かない方向になる。
今回も坂井君は行くんだろうな。
ノンアルコールのカクテルを飲みながらそっと坂井君を盗み見ると、すっかりと仲の良い仲間達と盛り上がっている。
その中には積極的な女子もいる。
毎回最終的にはあのグループで盛り上がっているんだよね。
そして私はいつもそろそろ帰る時間。今日だって幹事でなかったら仲良いみんなが帰ってしまった今、ここに残っていなかったと思う。
毎回楽しんではいるものの、今日ばかりは思ってしまう。早く終わらないかな、同期会。って――。
近くにあった余っているデザートに手を伸ばし、せっかくだから食べようとした時、急にアルコール臭を纏った身体が隣に座ってきた。
驚きつつすぐに横を見ると、そこにいたのは開発部に配属された高橋君の姿があった。
しかもかなり酔っていると見た。
今回も坂井君は行くんだろうな。
ノンアルコールのカクテルを飲みながらそっと坂井君を盗み見ると、すっかりと仲の良い仲間達と盛り上がっている。
その中には積極的な女子もいる。
毎回最終的にはあのグループで盛り上がっているんだよね。
そして私はいつもそろそろ帰る時間。今日だって幹事でなかったら仲良いみんなが帰ってしまった今、ここに残っていなかったと思う。
毎回楽しんではいるものの、今日ばかりは思ってしまう。早く終わらないかな、同期会。って――。
近くにあった余っているデザートに手を伸ばし、せっかくだから食べようとした時、急にアルコール臭を纏った身体が隣に座ってきた。
驚きつつすぐに横を見ると、そこにいたのは開発部に配属された高橋君の姿があった。
しかもかなり酔っていると見た。