イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
 声は優しいが、目が氷のように冷たい。

 これ以上この話題はごめんだという事なんだろう。

 でも、でも・・・・ここで終わらせるわけにはいかない。

「で、では私が手料理を!」

 キッチンに立ったこともないのに、思わず言ってしまった・・・・。

「あなたが?和食を?」

 冷たい目が私を見据える。

 ・・・・。

そして、その目がマニキュアをした指をちらりと見る。

ピンクで綺麗なストーンを施したマニキュアはお気に入りなのだけど。

 うう、見透かされてる。

 この人、瑠海と同じように誤魔化しがきかない。

「無理でしょう?」

 フンと鼻で笑われる。

「あの・・その・・頑張りますから!」
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