イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
「止めた方がいい。今みたいに綺麗なマニキュアが出来なくなりますよ。ゆっくり楽しんでいって下さい。では、これで失礼します」

 修がすたすたと歩いて次第に私の視界から消えていく。

 ・・・・完敗だ。

 でも、あの隙のなさ。

 綺麗でセクシーな顔。

 惚れずにはいられない。

「ますます気に入ったわ、修。私は諦めないわよ」

 それからは桃華に修のアパートを聞いて、時間が取れれば通った。

 パリ7区にある修のアパート。

 ここは治安もよく、国際公務員が多く住む街だ。

 今日で何十回目だろう?

イーサンの秘書を辞めてパリに戻って来てから週三は通ってる。今日も門前払いだろうか。

 それにしてもこの嵐何とかならないの?
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