Black World
「佐倉さん?」

「弘毅って男のこと知らないから、案内してよ」


そう言い、私は教室のドアに向う。


「ま、待って」


女は慌てたように、後に続く。


「どこ」

「3年の教室に乗り込むの?」


3年?じゃ、2年の私たちの教室より下の階ってことか。


女に返事を返さないまま、階段へと向かう。


「何組」

「2組、、、って、佐倉さん」


2組ね。


階段を下り、言われた教室へと向かう。


ここか。


目的の場所に着くと、調度チャイムが鳴った。


3年2組の教室から、授業を終えた教師が出てくる。

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