Black World
「いつまでも、情けねぇ面してんだよ」


情けないって、どんな顔をしているのだろう。


どんな風に、千歳に私は映っているのだろう。


「父さんも母さんも、親としての役割を果たしてる。それなのに子供として、お前は何も答えねぇのか?それは、虫が良すぎねぇ?」


最もなことを言われ、言い返す言葉もない。


「過ぎちまった時間を、やり直すことなんてできねぇ」


そんなの、わかってる。


「でも同じことを繰り返さないように、生きることはできる」


そんな生き方が、私にもできるだろうか?


「わかったか?」

「、、、はい」


未だに理解しきれていないが、千歳に流されて頷いてしまう。

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