最低王子と恋の渦









「…三鷹くん、LI○Eやってたんだ…」




「まあね」




「クラスのグループとかあるのに入ってないからやってないと思ってた」




「…中学の時に一度入ってたんだけど、すごい勢いで女子からメッセージ送られてきたからもうグループに入るのやめたんだ」




「…あぁ」





















物凄く納得した。





三鷹くんならありそうだ。
































「だから連絡先は自分からしか教えてない」



































…そ、そうなんだ。

















うん、












自惚れるな私。







































「…はい、これではぐれても平気だね」




「あはは、まぁはぐれないと思うけど」




「田中さん胸ないから人ごみもスルスル通れるもんね」




「死んでください」






















イヴでも毒舌健在ですか…。





























「…あ、上映時間に遅れるよっ。行こ行こ」




「せっかく予約したしね」


















そう。


今日はクリスマスイヴだということもあり、映画館の席を当日の直前に買おうとしても満席だろうと思って三鷹くんが事前に予約してくれていたのだ。




ありがたい。






< 134 / 347 >

この作品をシェア

pagetop