龍乃一味のカオスな学園生活
と。

「わ…」

項垂れて歩いていた花龍は、ぽふっ、と誰かにぶつかってしまう。

「あ…ご、ごめんなさ…」

顔を上げると。

「……………………」

そこには灰色の髪の男子生徒の姿。

この男子生徒は、花龍もシオンも知っている。

高等部2年の小岩井 冬樹。

確か生徒会の美化委員…。

彼は無言のまま。

「え…?」

花龍に綾小路キーホルダーを差し出す。

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