龍乃一味のカオスな学園生活
徒歩の速度のまま、臥龍は鎌瀬戌の校舎に侵入。

「っだらぁあぁあぁっ!」

鎌瀬戌の生徒達は、これを天神からの殴り込みと認識。

金属バット、木刀、果ては掃除道具の箒まで持ち出して襲い掛かるも。

「ぎゃあぁあ!」

校舎の外から見ていても、その光景は凄まじかった。

窓ガラスを突き破って、鎌瀬戌のヤンキー達が次々と吹き飛んでくる。

窓から吹き飛ばされるヤンキー達を見ていれば、今臥龍がどこを進んでいるのか、外から見ていても一目瞭然だった。

そしてその間も、臥龍は全く触れられもしない。

ヤンキー達にも、殴られた傷も蹴られた傷もない。

彼らはただ、自らの攻撃を受け流されているだけだった。

その勢いを殺し切れず、次々と自滅していた。

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