強がりウサギの不器用な恋

翌日。
仕事が前日に全部済んだので、丸一日フリー。

さてどうしようか、と思っていたが、私はショッピングモールに出かけると決めていた。


「操、観光行くだろ?」

「行きませんよ。」


ホテルで朝食をとっていると、海藤さんがさも当然のように話し出した。

観光に行くなんて、一切私の口から言った覚えはないのに。


「買い物に行きます。」

「あぁ、お土産?」

「……今後の勉強のために、民芸品を売ってる店を見たかったんですが。
お土産も……やっぱり買わなきゃいけませんよね。」


仕事で来たのに、お土産なんて必要なんだろうか?
と、個人的には思うけれど。

< 126 / 404 >

この作品をシェア

pagetop