強がりウサギの不器用な恋

「あー、気持ちいい。」


お風呂じゃないんだから、と自身に突っ込みながらも、首まで浸かって水の冷たさを楽しんだ。


プールなんて、本当に久しぶりに入ったけれど。
暑いときに入ると、こんなにも心地いいものだったんだ。


それに水の中に入ってしまえば、水着もさほど見えないだろうから恥ずかしさも半減される。



………あ。しかし重要なことを忘れていた。

私、日焼け止めを身体に塗っていない。


プールサイドに持って来てはいるけど、ずっと日陰にいて泳ぐつもりはなかったから、ちっとも塗っていなかった。

顔はメイクの下に塗りこんだから、剥げていなければ多少大丈夫だとしても……

身体は全くの無防備状態。
これはマズイ。女にとって、紫外線は大敵だ。


私はすぐに日焼けで肌が赤くなる体質だし、油断している場合じゃなかった。


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