強がりウサギの不器用な恋

「朝っぱらから仲の良いことで。」


わちゃわちゃと社長と言い合っていて気づかなかったけれど。

いつの間にか海藤さんが来ていて、自分のデスクに静かに腰を下ろす。


何故か、朝一番の挨拶の言葉にしては嫌味っぽく感じたのは……私だけ、かな。



「おー、飛向、おはよ。
いや、今な、宮田がプールで泳いだって話聞いたから。」


そんなバカ話にはしゃぐ社長だけど、海藤さんは出張のあとで疲れているのか、いつものようにのってこない。


「今度ここで水着になれって言ってんのに、嫌だって一点張りで。
なぁ、飛向はどうやって宮田をプールに連れ出したわけ?」


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