強がりウサギの不器用な恋

同じ恋でも、今回のほうが厄介だ。


社長ははっきりと私を振ってくれた。
希望など持たせてくれず、諦めるしかないのだとわからせてくれた。


だけど海藤さんは、私を抱いた。

なのに、なかったことになんて………私はできない。


モヤモヤと、なんとも言えない気持ちが心の中を占め、毎日が憂鬱でたまらない。

こんなことならば、寝なければ良かったのだろうかと……
今更ながらに少しだけ思う。


寝てしまったこと自体に後悔は無いが、やはり同じ職場の同僚としてしか私たちに道は無いなら、しないほうがよかったのかもしれない。


< 210 / 404 >

この作品をシェア

pagetop