強がりウサギの不器用な恋
“荒療治”というワードが、あの夜のことを連想させたのか……
やはり彼は、そのことには触れられたくはないようだ。
はっきりと私の脳がそれを認識すると、悲しみで胸がいっぱいになった。
社長のときには………
遅かったけれど、想いの丈も一応伝えることができて。
フラれた上に別の人と結婚されて、これでもかと滅多斬りにされた感じだったけど。
海藤さんの場合は、先に身体の関係ができてしまった……
それまでにぼんやりと、芽生え始めた想いではあったけれど、
寝てからはっきりとそれに気づいた。
―――― 彼のことが好きだと。